バリ島が、コロナの影響を受けてから、早1年半・・・
どの業種も本当に大打撃ですが、特にリゾート地のバリ島では、観光客が来ない = 仕事が無い 状況になります。
各方面に大きな影響が出ていて、経済も回らず、非常に苦しいと思います。
そんな中、このパンデミック中だからこその良い変化もあり、ユニークなアイデアだなと感心することもあるので、いくつかご紹介したいと思います!
目次
コロナ禍の今、生き残りを賭けた ”シェア” ビジネス
多くのお店や会社が倒産し、一部のエリアはゴーストタウンの様に閑散としている場所もある中、様々な工夫をしながら、新しいビジネスを始める方も居ます。
その1つが シェア ビジネス です。
シェア(Share)= 共有、分担
などの意味がありますが、シェア ハウス は聞いたことがあるのではないでしょうか?
1つの家に数人で住み、リビングやキッチンなどを共有し、家賃なども居住者全員で分けて住む方法です。
とても合理的で、オーストラリアやカナダなどの、家賃が高い場所で海外留学をする際など、シェアハウスに住む方が大勢居ます。
実際、私もバリ島に移住をしてから、2年間程、シェアハウスに住んでいた経験があります。
家賃を安く抑えられたり、友達が出来たりと、良いことの方が多い印象があります。
バリ島各地で毎週開催されている、フレッシュマーケット
2021年から、バリ島各地で開催されるようになったのが、フレッシュ マーケット です。
これまでにも、フリーマーケットなどは、各地で不定期開催されていましたが、最近は毎週末、どこかしらでマーケットが開催されています。
出店の多くは、食料品(フレッシュ・新鮮なもの) が多いです。
フレッシュマーケットでは、レストランやお店などの店舗を持っている人が、空いているスペースを貸し出し、そこを出店者で共有(シェア)して、小さなお店をいくつも出します。
出店は、希望があれば誰でも可能なので、レストランやお店の人が、ご自身の商品を販売することはもちろん、在住者で料理に自信がある一般の方が、お惣菜やスイーツを作って販売するケースもあります。
マーケットを開催するメリットとは?
来店者にとっては・・・
- なかなか行けない、遠方のレストランやお店の料理が手軽に食べられる
- 市場から直送された、新鮮な野菜や卵が購入出来る
- 手作りされた、美味しい料理やスイーツが食べられる
- スーパーに行く手間が省ける&安上がり
出店者にとっては・・・
- レストランやお店の宣伝が、幅広く出来る
- お店を持っていなくても、手料理が収入源になる
主催者(オーナー)にとっては・・・
- 毎週末、お店や周辺エリアが賑わう
- お店の宣伝や売り上げに繋がる
そして、全員にとってのメリットは、在住者同士の交流の場所となり、情報交換が出来たり出会いの場になることでしょう。
実際にマーケットに訪れてみると、憩いの場のような雰囲気で、とても和やかでワイワイしていて楽しいです♪
コロナの影響を受け、仕事が少ない今だからこそスタートしたマーケットですが、観光が再開した後にも続けて欲しいなと、個人的には思います。
バリ島在住の日本人が集まる、人気のマーケット情報
1.【モラモラマーケット】in ワルン モラモラ(スランガン地区)
週ごとに、様々な目玉商品があり、有名レストランの料理が頂けたり、バリ島在住者が手作りしているお惣菜・スイーツ・お弁当などを購入することが可能です。
有名レストランのシェフを呼ぶ目的は、遠方に住んでいる人でも、買い物がてらに有名レストランのお料理が気軽に味わえるように・・・とのこと。
駅弁大会 と題されたイベントの日は、数種類のお弁当がエントリーされ、どれも 50,000ルピア(約390円) で購入出来ます!
2.【サンデーマーケット】in カフェトピ(ウブド地区)
南部エリアだけでなく、ウブド方面にも在住日本人や外国人が多く住んでいるので、こちらのマーケットも人気です!
日本人だけでなく、外国人やローカルなど、幅広いゲストが訪れます。
出店しているお店も幅広く、新鮮野菜、スイーツ、パン、納豆、生で食べられる卵、鮮魚などの食品が並びます。(毎週、13店舗前後が出店)
また、2ヶ月に1度の 1Day Market の日は、お子様が喜ぶゲームが開催されたり、食品以外の洋服やアクセサリーなども出店されます!
3.【販売会】in ワルン沖縄(クタ地区)
クタ地区にある ワルン沖縄 の空いているスペースを利用して、毎日色々なものが販売されています。
朝摘みの新鮮野菜、和食で使う調味料、お米、生で食べられる卵、ワインやウイスキーのアルコール類、冷凍食品やお肉・・・など。
毎日の販売会とは別に、お惣菜や屋台フードなどが出店するイベントも開催しています!(不定期開催)
タトゥースタジオも、シェアする時代
更に驚いたことは、今は タトゥースタジオ も、店舗をシェアして使う時代なんだそうです。
通常、店舗を構えるには、場所を数年間の契約でレンタルして、機材などを揃える必要がありますが、1つのスタジオに数名のアーティストが個々に契約をし、集客は個人が行います。
そして集客が出来た場合や、常連のお客さんが居る場合には、契約しているスタジオで場所を借りて、タトゥーを彫るそうです。
マシーンや針は、各スタジオで衛生面が管理されているので、アーティストはデザイン画だけを持ち込み、手ぶらで仕事に行けるという仕組みです。
バリ島には、数え切れない程のタトゥースタジオが点在していますが、正直多すぎるのでは?と感じていました。
シェアビジネスを取り入れれば、スタジオもアーティストにとっても、合理的で無駄が無くて良いアイデアだなと思いました。
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バリ島の観光再開は、前向きに前進しているようなニュースも目にしますが、具体的にいつ頃の再開かは分かりません。
厳しい現状の今、生き残る方法として シェアビジネス を取り入れていくのは、とても賢い方法だと思います。
バリ島に、少しづつでも活気が戻り、人々の暮らしが豊かになっていくことを願います!!!