私には、数少ない貴重なバリ人の女友達が居るのですが、彼女の結婚式に参列してきた思い出話をご紹介したいと思います。
いつも仲良しなカップルだったんですが、二人の 宗教 について少し問題があり、奥さんのご両親を説得するのに、5年も時間がかかったんだそうです。
奥さんはバリ島出身 (バリ・ヒンドゥー教) で、旦那さんはジャワ島出身 (イスラム教) のカップルなんですが、宗教や仕来たりの違いなど、数々の問題を乗り越えてのゴールインでした!
夫婦間では、基本的に同じ宗教を信仰しなくてはいけない為、今回の二人の場合は、奥さんがイスラム教に改宗しました。
宗教が違う場合、結婚を反対する親が多いそうです。
日本とは違った、ヒンドゥー教やイスラム教の結婚式 & 結婚事情について、ご紹介致します。
目次
バリ島の結婚式や結婚事情について (総まとめ)
インドネシア国内やバリ島の結婚適齢期は何歳くらい?
インドネシア内の結婚適齢期は、男性は 26~30歳、女性は 24~28歳 が一般的と言われています。 今回結婚した私の女友達は、27歳でした。
ただし、年々この適齢期は遅くなっていて、30代でも独身は沢山います。
やはり日本と同じで、バリバリ働く女性が増えてきたことが原因かもしれません。
結婚式の開催場所はどんな所?
バリ島で結婚式を行う際、開催場所は 旦那さんの実家 で行うのが通常のスタイルですが、今回は旦那さんがジャワ島出身の為、奥さんの実家で行われました。
バリ・ヒンドゥー教の結婚式の場合、開催場所となる実家の入り口は、豪華な飾り付けをしてゲストを迎えます。
バリ島で結婚式に参列する際、適した服装やご祝儀の相場は?
参列者は入り口で名前を記入し、ご祝儀を渡します。
バリ島内の結婚式に出席する際のご祝儀の平均は、100,000~150,000ルピア (約 1,000円前後) 程度です。
服装は、ワンピースやシャツなどの軽装でも問題ありませんが、ヒンドゥー教の結婚式に出席するなら、女性はやはり正装である クバヤ を着ていくのが無難!
おすすめの色は、白・赤・黄色です。 この色のクバヤは、祝いの席にピッタリです!
結婚式の招待状もバリ島ならでは!
バリ島の結婚式の招待状は、新郎新婦の顔写真が印刷されたカードが一般的ですが、中には扇子に書かれていたり、趣向を凝らした招待状もあります。
感動の結婚式に参列!バリ島流のゴージャスな装飾とウェディングドレス
結婚式の会場で、新郎新婦の友人とご対面♡
イスラム教 (ジャワ式) のウェディングドレスは、ゴージャスなロングクバヤのドレスで、2人にとても似合っていました!
日本のウェディングドレスや白無垢は、「純白」のイメージがありますが、ヒンドゥー教やイスラム教のウェディングドレスは、カラフルで派手なデザインが多いです。
バリ・ヒンドゥー教の結婚式で見かける、定番のウェディングドレスはこちら。
冠やアクセサリーが全て金色で統一されているのは、ヒンドゥー教もイスラム教も同じですね。
今回の結婚式では、奥さんの手や足にヘナタトゥーのペイントがされていたのも印象的でした♡ とっても可愛いし、ゴージャス感が増します。
パーティー中は、指輪の交換やケーキカットなどのイベントは特になく、友人や新郎新婦と談笑し、食事をして、記念写真を撮るのが一般的です。
結婚式で提供されるお食事は、ビュッフェ式でお袋の味
結婚式では、各家庭で作られた料理の数々を、ビュッフェ式で頂きます。
イスラム教は豚肉NGなので、鶏肉や魚介類を使った料理が並んでいました。
バリ・ヒンドゥー教の結婚の儀式について
今回参列したのは、ジャワ式 (イスラム教) の結婚式でしたが、バリ・ヒンドゥー教の結婚式の場合は、2~3日間に分けて行うそうです。
1~2日目は、ヒンドゥー教の伝統的な祝いの儀式を親族のみで行い、最終日に友人達を招いて盛大なパーティーをします。
ヒンドゥー教の結婚の儀式では、歯を削ったり髪の毛を切ったりするんだそうです。
また、バリ島では妊娠が発覚してから結婚するケースが多いので、安産や子供の健康を祈願する儀式なども一緒に行われるそうです。
バリ島で「出来ちゃった婚」が多い理由には、バリ島では、女性が子供を産むことが最重要視されていて、結婚後に子供が出来ない場合は、後妻を貰うこともあるんだそう・・・
またバリ島 (インドネシア国内) では、中絶や離婚はとても珍しいことです。
インドネシアの裕福な男性は、一夫多妻制 を行うことも出来ますが、第一夫人も第二夫人も、同等に生活させていくことが出来る男性が、条件になんだそうです。
今回の結婚式は、アットホームな雰囲気ですが、大きな会場を貸し切ってパーティーをする人も居ます。
2人から幸せのお裾分けを頂き、本当に嬉しかったです♡ 末永い幸せを、心から願います!