皆さん、こんにちは☺️
今回は、バリヒンドゥー教の儀式の1つをご紹介したいと思います!
日本にも、お食い始め・七五三・成人式など、成長過程で色々な儀式があると思いますが、バリ島にもお祝いの儀式が数多く存在します。
今回ご紹介するのは、生誕3ヶ月(正式には105日目)を祝う オトナン(Otonan)というセレモニーです。
どんなセレモニーなのか、そしてどんな願いが込められているのか、是非知って頂けると嬉しいです♪
目次
生誕105日目に行う、バリヒンドゥー教の祝いの儀式【オトナン】
バリヒンドゥー教には、本当に数多くの儀式(セレモニー)が存在するのですが、産まれてから最初に行う儀式が、オトナン です。
バリヒンドゥー教では、赤ちゃんが生まれた後、105日目までは基本的に外出は禁止で、地面に足を付けてはいけないと言われています。
このオトナンのセレモニーを経て、やっと1人の人間として認められ、地に足を付けることが出来るそうです。
日本にも、生誕100日目に お食い始め の儀式があると思いますが、何となく似てるかな、と思いました。
ちなみにインドネシアでは、セレモニーや儀式のことを「ウパチャラ(Upacara)」と呼びます。
あやねちゃんの息子さん!祝3ヶ月おめでとう♡
バリ島在住の友達の、あやねちゃんの息子のタイヨー君が、生まれて3ヶ月になりました!
オトナンのセレモニーに呼んでもらったので、クバヤの正装をして私も参加させて頂きました。
セレモニーの会場は、スランガン地区にある、あやねちゃんのご自宅。
家族や親戚、友達が集まっていて、お祝いムード満点でした。
健康に育つように願いを込めて・・・オトナンの儀式
ご自宅には、沢山のお供え物があり、僧侶の読経やガムラン音楽が流れ、とても神聖なお祝いムードに包まれていました。
主役のタイヨー君は、まず身体のお清めから始めます。
お清めと言えば、沐浴(ムルカット)です。
105日目のオトナンでは、赤土の壺を用意し、そこに聖水を張ります。
この赤土の壺は、まだベビーバスがなかった時代の名残だそうで、今でも伝統的な方法で行われています。
そしてその壺の中に、生きた魚を泳がせ、正装後に身に着ける貴金属のアクセサリーを沈め、一緒に清めます。
生きた魚を泳がせるのは、壺の中を「川」に見立てる為なんだそうです。
この聖水で赤ちゃんの身体を洗い、清めます。
その後、白と黄色のバリヒンドゥー教の正装を着せて、本格的なセレモニーが始まります。
バリヒンドゥー式のお祈りの方法を、赤ちゃんの時から学ぶ
儀式の最中は、絶えずお香を焚き、空間自体を清めます。
僧侶が読経しながら、赤ちゃんの頭に聖水を3回振りかけます。
その後、聖水を手に取り、3回口に含ませます。
身体の外と中のお清めが終わったら、「健康に育ちますように」と祈りを込めて、お香の煙を浴びせます。
オトナンの儀式の流れは、こんな感じでした!
セレモニーの後は、あやねちゃんの家族が用意してくれたご飯を頂きました。
セレモニーの様子を、是非YouTubeの動画でご覧下さい!
沐浴シーンやセレモニー全体の雰囲気など、動画の方が伝わりやすいと思いますので、是非ご覧下さい。
セレモニーの帰り、とても綺麗なサンセットを見ることも出来、祝いの儀式にピッタリの〆となりました。
スランガンは、クタとサヌール地区の中間辺りに位置する、小さな漁師町です。
サーフィンや漁業のメッカなので、興味のある方は遊びに行ってみると良いかも♪
また、あやねちゃんの旦那さんは、スピアフィッシング で魚を獲る漁師さんです。
スピアフィッシングに興味がある方は、是非旦那さんのインスタグラムをチェックしてみて下さい!@ikanjamu0424
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無事に、生誕3ヶ月を迎え、すくすくと健康に成長している、タイヨー君♡
生まれたての頃を知ってるので、子供の成長は本当に早いなぁと感じます。
バリヒンドゥー教の伝統的なセレモニーに参加出来て、また経験が1つ増えました!
あやねちゃん&ジャムー夫婦、お誘い頂き、ありがとうございました♡