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【バトゥカル寺院のオダラン】30年に1度のお祭りに参加しました!

2020年3月、タバナン県にある バトゥカル寺院 にて、30年に1度のオダランのセレモニーが行われました。

バリヒンドゥー教を信仰している地元の方々に混ざって、セレモニーに参加してきました!

とてもとても神聖な雰囲気で、心身を清める事が出来たので、バリ島の伝統や風習に興味のある方は、是非参考にしてみて欲しいと思います✨

バリ島の6大寺院に定められている【バトゥカル寺院】

今回、30年に1度のオダランのセレモニーが行われたのは、タバナン というバリ島中央部にある、バトゥカル寺院(Pura Batukaru) です。

オダラン というのは、創立記念日 の事で、バリヒンドゥー教には、お寺・会社・レストランなどで、創立記念日をお祝いする宗教文化があります。

バトゥカル寺院は、1600年代よりも昔から建っていたお寺でしたが、戦争で一度破壊され、1959年に再建されました。

ここでは、毎年オダランのセレモニーを行っているわけではなく、30年に1度ほどのペースで行われる為、とても貴重で盛大なお祭りとなります。

また、バトゥカル寺院は、バリヒンドゥー教の教え Pura SAD Kahyangan Jagat Bali に基づき、バリ島の6大寺院 に認定されている、大変由緒と歴史のあるお寺なのです。

<おすすめ記事>
◆バリ島の6大寺院が全て知りたい!という方は、こちらの記事を参考にして下さい → バリヒンドゥー教が正式に認定【バリ島の6大寺院】何ヶ所知ってる?

バリヒンドゥー教のセレモニーやお祭りには、正装で参加しましょう!

バリ人の友達に誘って頂き、今回のオダランのセレモニーに参加しましたが、今回のような大きなお祭りの場合は、外国人だけでの参拝はあまりオススメ致しません。

なるべく、現地の友達やガイドに同行してもらい、服装・持ち物・お祈り方法などを教えてもらうと良いと思います。

外国人だから・・・という事で、多少の間違いは許してもらえるかもしれませんが、やはり大きなセレモニーの時には、信仰している方々を特に尊重して欲しいと思います。

<服装>

バリヒンドゥー教のセレモニーに参加する際は、必ず正装して下さい。
女性は、長袖の クバヤ(出来れば白か黄色)を着用し、男性は白シャツにサロンとウダンを身につけます。

※普段の寺院参拝の際は、レンタルの腰巻を着用するだけで大丈夫です。

<持ち物>

お供え物の チャナンお香 を用意しましょう。
また、お布施として、1人5,000ルピアくらいの小銭も用意します。
チャナンは、道端の小さな商店(ワルン)でも購入出来ますが、色々と種類があるようなので、同行してくれるバリ人に任せるのが良いと思います。

30年に1度!貴重なバトゥカル寺院のオダランのセレモニーに参加

バトゥカル寺院は、普段から観光客がほとんど訪れる事がなく、私も今回が初めての訪問となりました。

美しい山の自然に囲まれていて、ひっそりと静かで神秘的な雰囲気がありました!

バリ島で2番目に高い、バトゥカル山 の中腹に位置している為、お寺に近づくにつれ、ひんやりと冷たい空気が漂ってくるのも印象的でした。

お寺は、セレモニーの為に彩られていて、装飾品や大きなお供え物も沢山置かれていました。

寺院内では、バリ島の伝統楽器である ガムラン が演奏されていて、とても華やかで厳粛なムードです。

奥に進むと大きな池が見えてきて、その先に本堂があります。

まずお祈りの前に、本堂の手前にある小さな沐浴場から湧き出ている聖水で、心身を清めます。

お清めの方法は、ティルタウンプル寺院での沐浴と同じです。 3回顔を洗って、3回口に含み、心身を浄化させます。

◆もっと手軽にお祈り体験したい方は、ティルタウンプル寺院がオススメ→ バリ島ウブドの有名観光地【ティルタウンプル寺院】見所と沐浴体験

本堂は、入場制限が設けられるほど、沢山の現地の方々で溢れ返っていました。

ガムラン音楽や神聖な雰囲気の中、トランス状態に入ってしまう方も少なくなく、この日も女性がトランス状態のまま踊っている姿を目にしました。

バリヒンドゥー教のお祈り方法を勉強しよう!

本堂に入ると、メル と呼ばれる立派な多重塔が数カ所にあり、美しくセレモニー用に装飾されていました。

<お祈りの方法>

地面に座り、身体の前にチャナンとお香を置きます。

マンクー(僧侶)の読経に合わせて、まずは手に何も持たず、お香の煙を手に取り、バリヒンドゥー教の神様にご挨拶をします。

次に白い花を手に取り、お香の煙にくぐらせてから合掌し、祈り事をします。

同じように赤い花、白い花と、マンクーに言われた通りの色の花を手に取り、3回祈り事をします!(場所やセレモニーの種類で花の色が変わります)

お祈りの後は、マンクーが1人づつ周り、聖水をかけてくれます。

その聖水を3回口に含み、最後にお米を手に取り、額・こめかみ・喉に付けた後は、少量を口に含みます。

分からない場合は、同行者のバリ人にやり方を聞きながら行っても問題ありません。

ディープな文化体験をしてみて、バリ島を益々好きになった♡

私がバリ島を好きな理由は沢山あるけれど、1番の理由は、バリヒンドゥー教の伝統や風習を、今でも地元の人々が守り続けている所です。

お洒落やトレンドだけでなく、そこに文化が調和している所が、バリ島の最大の魅力だと思います✨

沢山のお寺や、日々の祈りの姿はとても神秘的で、行事ごとに町並みが綺麗に彩られ、どんなに時代が変わっても、“変わらない美しさ” があります!

バリの人々が親切で温かいのは、やはり宗教が根付いているからなんだと、とても実感出来ました。

OM SWASTIASTU!

 

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