バリヒンドゥー教徒にとって、ガルンガン (Galungan) と クニンガン (Kuningan) の行事はとても大切で、時間をかけて準備をし、セレモニー当日を迎えます。
この行事は、日本の夏に行われる お盆 に似ていて、神や先祖の霊が戻ってくる日だと信じられています。
バリ島のお盆は半年に1回のペースで訪れ、迎え盆を「ガルンガン」、送り盆を「クニンガン」と呼びます。
また、お盆の期間は10日間あり、迎え盆の10日後が送り盆となります。
お盆の時期は、どこを歩いてもバリヒンドゥー教の文化や風習を感じることが出来、神聖な雰囲気が味わえます✨
目次
バリヒンドゥー教のお盆【ガルンガン&クニンガン】を祝う、セレモニーの準備
お盆のセレモニーでは、先祖様を受け入れる為に、各家庭で手作りされた大きな竹の飾り ペンジョール を玄関前に置きます。
このペンジョールは、家だけでなく、会社やレストランの前にも飾られるので、いつもの見慣れた街並みが華やかに演出されます。
お盆の期間だけの神聖な雰囲気を感じることが出来ので、バリ島旅行中にタイミングが合えばラッキーですね✌
各家庭では、セレモニーの為にお祝い料理やお供え物を作ります。
お祈りに欠かせない、お供え物の チャナン は、各家庭のお母さん達が手作りし、バナナやココナッツの葉などを使い、全て自然のものを使って作ります。
お祝い料理は各家庭で異なるそうですが、野菜や豆を甘辛のピーナッツソースで和えた ランブナン / Rambunan とゆう料理が、お盆の定番なんだそうです。
バリ島のお盆のセレモニーを、シンガラジャで過ごしてきた話
送り盆となるクニンガンの日、シンガラジャ出身の古くからの友人宅にお邪魔し、盛大なバリヒンドゥー教のセレモニーに参加してきました。
私が住むクタ地区から、バリ島最北端に位置するシンガラジャ地区までは、バイクで片道 約 3時間 の道のりでした。
途中のブドゥグル地区は標高が高く、南部エリアよりも涼しいと聞いていましたが、想像を絶する寒さで死ぬ思いをしました!
夜中に出発したので、体感温度は15°くらい・・・
絶対に上着と長ズボンを忘れないようにして下さい!!!
バリヒンドゥー教の儀式には、現地の人々を敬い、必ず正装で参列しましょう!
クニンガン当日は、バリ島内のあちこちでセレモニーが行われますが、シンガラジャ地区のセレモニーもとても盛大でした。
Pura Dalem とゆう大きなお寺で行われたセレモニーは、早朝から夜までガムラン演奏が響き渡り、絶えず人々が集まり礼拝をするそうです。
私達はお昼頃に行きましたが、既に沢山の人で溢れていました!
とても貴重なセレモニーに参加させて頂き、楽しかったです♪
日差しが強すぎて、途中で貧血気味になってしまったので、水分補給はこまめにね!
ちなみに・・・
バリヒンドゥー教の正装をしている時は、バイクに乗るときに ヘルメットは不要 という暗黙の地元ルールがあるらしいです㊙
ブドゥグル地区で有名な、ブラタン寺院や市場に寄り道♪
シンガラジャからの帰り道に、ブドゥグル地区 を通るので、ついでに観光もしてきました!
ブドゥグル地区の有名観光地と言えば、ブラタン湖に建っている ウルン ダヌ ブラタン寺院 / Ulun Danu Beratan Temple や、伝統的なフルーツ市場など。
道路沿いには果物が沢山売られていて、名産品の苺は甘酸っぱくて美味しいです!
日本の様に品種改良されていないので、凄く甘いわけではありませんが、素朴な味が楽しめます!
ブドゥグル地区は標高が高いため、昼間でも肌寒いです。
観光の際は、上着を忘れずにお持ちください。